VOL.1「首里アルテ」
首里アルテ。深夜、稽古を終えた役者たちは前の舗道の鉄柵にもたれ煙草を分け合いながら、長い間話しをしていた。 写真/パクファナム
※「首里アルテ」
正式名称「アルテ崎山」
所在地/那覇市首里崎山町3-34
首里城と金城ダムの東、那覇インターチェンジにつながる県道82号線沿いの通称ロケットビル(コルネットビル)の中にある貸多目的スペース。道路沿いの階(3F)は喫茶店になっている。
コヨーテピストルは公演場所、稽古場として長く利用させていただいている。
「我らもまたギャツビー」での鉄塔として使われたロフト部分のあるAホールや、「異族兄弟」の稽古で血と汗にまみれたBホールなどコヨーテを語る上では外せない場所。喫茶室の霜鳥さんはタマにしか喫茶室を利用できないコヨーテたちにもいつも良くしてくれる。(文/内田)
コヨーテピストルに関わりのある街角を「現場」として紹介していければと思っています。コヨーテピストルという劇団の存在の強度は那覇の街によるものが少なからずあります。物語たちの空気を感じられる写真と文字の現場レポートによって、よりコヨーテピストルの世界を楽しんでいただければ光栄です。